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捕獲され事務所に強制連行…俺VSパチンコ屋の用心棒

 

これはパチスロにまだモーニングというサービスがあった頃の話です。

 

その時代のパチンコ屋は店員も客もガラの悪い人物が多く、何か揉め事を起こせば事務所に連れて行かれてボコボコにされる…なんて噂をよく聞いたものです。

 

しかし事務所に連れて行かれるなんてのはよっぽど素行の悪い人間だけ…自分にはあまり関係のない話だ…

 

そう思っていたのです…

あの時までは…


モーニング狙い

 

その日は電車に乗り遅れ、すでに最初の授業には間に合わなくなっていた。

(ん~…今から急いでもどうせ間に合わないし、モーニング狙いでもするか…)

 

その近辺でモーニング狙いをするのは初めてだったが、近くにパチンコ屋がある事は知っていた。

しかし、並ぶ場所やモーニングを実際に入れているのか、どんな台が設置してあるのかなどは一切把握していなかった。

 

モーニングとは

店側がスロット台のBIGボーナスを成立した状態にして開店してくれるサービスです。

BIGボーナスのフラグが成立しているので当然朝一1ゲームで「7」を揃える事が出来ます。

普段は1島に1~2台程度ですが、新装開店の時などは全台モーニングなどもありました。

現在はモーニングサービスをする事は禁止となっています。

 

 

たどり着いた店は、県内でも中心部の都会、その大通りに面したパチンコ屋。

 

パチンコ屋に面した2辺は4車線づつの大通りで車の通りもそこそこ多い。

イメージ画像

 

そんな立地条件にも関わらず、客付きはあまりよろしくないようだ。

 

開店間際に到着したにも関わらず、人の姿が見えない…

 

 

ぐるりと店の周りを探してみると、路地裏の方に数人だけ並んでいた。

 

(うわっ…人少なっ、これじゃモーニングには期待できそうもないな)

 

そう思いながらも、もう他の店に行く時間もないので、ここでモーニングだけ狙ってみる事にした。

 

開店と同時に前にいた数人はスロットコーナーへ小走りに消えて行く。

 

私は他の人とは被らない場所を狙って、スロットコーナーの一番奥側の台を狙う事にした。

 

 

この場所は、裏口から入ってきた私からすれば奥だが、店の正面とも言える大通り側から入ってきた人から見れば一番手前の場所になる。

 

 

そこに設置してあったのは山佐のダイバーズ。

 

ほとんど打った事はなかったが、ニューパルサーと似たような台なので問題ないだろうと思い、サンドに千円札を突っ込んだ。

 

用心棒参上

 

この店のスロットコーナーの椅子は固定式ではなく、丸椅子の自由に動かせるタイプの物。

その当時でも、未だにこういう椅子を使っている店は珍しく、

 

(なんだこれ?座りにくいな…昭和かよ…)

 

などと思いながら、立ったままモーニングだけを狙ってカニ歩く事にした。

 

モーニングには店によって色々なタイプがあり

  • 朝一台を1台打つごとに千円分のコインを買わないといけないタイプ
  • 開店してしばらくは台移動できないタイプ
  • 特に決まりが無いタイプ

など様々でした。

 

(この店のモーニングは…特に決まりは無さそうだな…)

 

千円分のコインを持ち、

数ゲーム回してボーナスが入っていないのを確認したら次の台、また次の台…そうして3台目に差し掛かった時だった…

 

 

 

「こらテメー、立って打つなって言ってんだろーが!」

 

 

突然鳴り響く怒鳴り声

 

 

ビクッー!!!

 

 

(えっ?なに??俺???)

 

あまりの剣幕にビックリしながら横を見ると…

 

ちっさいおじさんががいる…

 

 

私もけして身長は大きくはないが、そのおじさんは私よりも20㎝は低そうな感じ…

 

そんなおじさんがケンカ腰で再び怒鳴りつけてきたのです。

 

「テメー、立って打つなって何回言わせんだ!ゴラァ!」

 

 

(なんだこのおっさんは!俺はこの店初見だぞ…それなのになんでこんなに怒鳴られなきゃいけないんだよ?)

 

 

「はぁ?俺この店初めてなんだけど?そんなルール知らんし」

 

(まったく…こっちはピチピチの10代だし、腕力だってどう見たってこっちの方が上、こうなったら俺が尖ったナイフだってとこ見せてやろーか?あーゴラァ!)

と心の中で思いながら、とりあえずビビってねーってとこをアピールするために、

もう一度立ったままスロットを打って挑発してやった。

 

 

 

すると次の瞬間

 

 

 

ガシッ!!

 

 

(えっ?なに?)

 

 

突然後ろから肩を思いっきり掴まれた!

 

恐る恐る振り返ると、

 

 

そこには私より20㎝はデカい、真っ黒のコートを着たプロレスの小川直也の様な大男が立っていた。

見た瞬間に一瞬で悟った…

 

 

 

 

(これはヤベー…)

 

 

 

すると男は低い声で静かにこう言った…

 

「お前ちょっと事務所来い」

 

これはもう直訳すると「地獄に連れてってやるよ」だ。

 

 

とっさにヤバイと思い掴まれた肩を軽く振りほどこうとするが、

その大男は尋常じゃないチカラで掴んでいるのでビクともしない

 

 

(これはヤバイ、こんな奴にボコられたら生きては帰れん…どうする?)

 

 

しかしこの状況では無理やり振りほどいても店の入り口で扉を開けるのに手間取って再び捕まるのは明白。

 

 

(クソっ…腕力じゃかなわねぇ、逃げても捕まる…打つ手なしか…)

 

 

そして男はがっしりと肩を掴んだまま、入り口のドアの方へ私を押しやりズカズカと歩き始めた…

 

切り札は最後まで取っておくもの…

 

(どこに行くんだ?事務所って普通カウンターのとこじゃないのか?)

 

そう思いながらも大男は入り口の方に歩いていく…

大通りに面したメインの入り口の方だ。

 

(なんだ?こんな入り口付近に事務所があるのか?)

 

そして入り口近くまで来た時にその理由を悟った。

 

事務所は

 

外にある!

 

この店の事務所は一度入り口から外に出て、店の左隣の階段から二階の事務所に上がるタイプの作り…

イメージ図

 

 

僥倖!!!

 

外に出れるなら腕さえ振りほどけば逃げれる…

1番のネックだった、逃げてもドアに引っかかって捕まる、という心配がなくなった。

 

 

(どうする?外に出た瞬間に顔面をぶん殴って逃げるか? いや、かなりのチカラで掴んでるからな…それで振りほどけるのか?)

 

 

この作戦、もし失敗すれば火に油を注ぐ様なもの…確実に人生が終わる…

 

もっと確実に逃げ切れる方法はないか?

 

ハッ!!!

 

(そういえば【コータローまかり通る】だったか【修羅の門】だったかで読んだ事がある…

 

腕に一瞬だけチカラが入らなくなるツボ!

そこを突けば逃げれる可能性はある…いや、それ以外に…

 

逃げる道はない!

 

もちろん実践などした事が無い、実際に効果があるのか、マンガの世界だけの話なのかは定かではないが…

信じるしかねぇ…

 

 

チャンスは一瞬しかない集中しろ!

 

入り口までは後ろから肩を押される形で進んできたが、ドアの所に来たことで今度は大男がドアを開け、私が引っ張られような形になった

 

そのまま外に出て表に引っ張りだされる…

 

車の通りは多い…はたから見るとこの光景はどんな風に映っているのだろう…

 

いたいけな少年が大男に連行されている…どう見てもかわいそうな少年だ。

 

 

そしてドアが閉まり、事務所の方向へ歩き出そうとしたその瞬間だった。

 

 

最初こそ掴まれた肩を振りほどこうとしたが、それ以降は一切抵抗することなく素直に従ってきた。

抵抗をあきらめた従順な少年を演じてきたのだ…

 

すべてはこの一瞬のために!

 

切り札は最後までとっておくもの、そして使ったら確実に仕留める事

どこかで読んだこの言葉を忠実に再現する時がきた…

 

(今だ!)

 

 

中指を少し尖らせた状態で拳を握り、掴まれてる左肩をひねると同時に利き腕の右手で初めての北斗神拳を叩きこむ!

 

 

「ほぁわたぁー」

 

 

 

 

ドゴーン!

大男の腕の付け根に渾身の一撃をお見舞いしてやった。

 

 

(外れた!今だ!逃げるしかねぇ!)

 

全速力で逃げる。

 

当然大男も物凄い剣幕で追いかけてくる

 

「まてゴラァ!」

 

捕まったら完全にアウト、一撃食らわせてんだから当然だ、情状酌量の余地はない。

 

まだ、生きたい…生きて帰らせて…

 

その思いがスピードを加速させる。

 

車の行きかう4車線の大通りをスピードを緩める事なく絶妙のタイミングで横切る

 

(これはファインプレー!今のはうまかった。あいつはついてこれねーだろ!)

 

走りながら後ろを振り返ると

 

あいつも上手いこと渡ってキター

 

ヤバイ!

 

路地裏の道を全速力で駆け抜ける…

 

生きたい…

生きたい…

生きたい…

 

 

すると、後ろから声が聞こえてきた、

 

 

「テメー、次はゼッテーぶっ〇してやっからなー」

 

 

気が付くとあの大男が豆粒ほどの大きさになっていた

 

 

 

ゼェーハァー、ゼェーハァー

うるせー、いつでも来やがれク〇やろー」

 

そういってその豆粒に向かって中指ビシッ!と決めてやった。

 

   完

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